昨年からバタバタとしていました成年後見制度の改正ですが、先日法制審議会が要綱案のとおり答申しました。

成年後見制度の改正を答申 法制審「柔軟な制度に改める」

ざっくりと、

①補助・保佐・後見の3類型から、補助に一本化

②必要がなくなればやめられるようにする、スポット型も可能に

辺りが大きな変化になりそうです。

①については、

・オーダーメイド型補助になることとなるため、家庭裁判所の負担が激増しそうな点が心配です。現時点でも結構いっぱいいっぱいかと思うのですが。

・恐らく「特定補助」が後見相当となるようですので、事実上は「特定補助」と「それ以外」の2類型のようになるような気がします。

・社会全体への制度周知がかなり必要になります。現在でさえ成年後見制度への世の中の理解はかなり低いです。成年被後見人からの署名押印が必要とか言ってくる会社とか普通にありますので・・・。

②については、

・個人的には歓迎。

・事実上本人死亡まで後見が続くということで二の足を踏んでいた方々の需要が満たされることとなると思います。

・後見人のなり手不足もある程度緩和されるのではないかと。後見人やる側からするといつ終わるともわからない業務は中々引き受けづらいものがありますので。

・恐らくは不動産の売却や遺産分割等での活用が想定されますが、そうすると本人の金融資産が増加しますので、その先の財産管理に不安が。まぁ、裁判所としてはそれは別問題ですよ、と割り切るのでしょうね。

これから詳細を詰めていくことになるのでしょうが、いや、ホント、家庭裁判所パンクしませんか、コレ?そこが一番心配です。