前回の続きになりますが。

地方での相続相談の際に特に問題になるのは、

「山林」

「農地」

それに

「空き家」

ですね。

特に山間部にお住まいの方の相続に多い相談です。

 

原因は、若年層の流出。

親は地方に住んでいるが、子どもたちは皆東京等の大都市部に出て行ってしまう

→帰ってくるのも年に数回あるかないか

→継ぐ者が誰もいない

となってしまいます。

 

特に農地については、単に「相続」だけではなく、「事業承継」という側面もあり、難しいところです。

また、農地法の縛りも結構厳しいため、相続人以外の方に農地を取得してもらうのも難しいのが現状・・・。

単純な財産権の移動という意味の相続に割り切れば、法律に従って粛々と手続きを行うだけでいいのですが、果たしてそれでいいものか・・・。