いわゆるロスジェネ世代に属している自分からすると隔世の感がありますが、世の中いろんな業界で人手不足のようです。団塊世代の最後の方々がついに退職の時期を迎え、本来その穴を埋めるべき世代がロスジェネ世代でごっそりと抜け落ちている、というのが主因でしょう。

身近なところですと、郵便なんかは最近だいぶ時間がかかっている印象です。10年前なら翌日着だったものが翌々日に着く、ようなイメージです。戸籍の収集などではいまだに郵便を使いますので、結構時間がとられるなーと感じます。

そんな状況は法務局も例外ではなく人手不足のようで。さらに言うと現在就職戦線は売り手市場なので、公務員は人気が下がる傾向があります(まぁこれは司法書士業界も同様なのですが)。ですので、公務員については一般企業よりもさらに人手不足感は強いものと思われます。

それが如実に表れているのが「登記の完了までの日数」です。長野ですと数年前までは通常期1週間前後、繁忙期でも2週間程度で完了していたように思うのですが、最近は通常期でも2週間前後かかっている状況が続いています。

https://houmukyoku.moj.go.jp/nagano/static/kanryou.htm

地方でこんな状況なので都市部だともっと大変だろうな、と見てみると、東京はほぼ1か月くらいのようです。

https://houmukyoku.moj.go.jp/tokyo/static/kanryoyotei.htm

大阪だと、局によっては1か月半!

https://houmukyoku.moj.go.jp/osaka/static/kanryobi.html

登記完了まではその不動産の売却等が事実上不可能になりますので、不動産の流通等に悪影響が生じてしまいます(恐らく都市部では既に生じているでしょう)。法務省には何とか予算を増額して人材を確保していただきたいところです。

 

*当事務所では、誠に勝手ながら下記日程を夏季休業とさせていただきます。

夏季休業期間 8月13日(水)~8月15日(金)

皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。