さて、先日ネタにしましたこちら、リーガルサポートの研修等受講して一通り(ザックリと)読み込みました。
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&Mode=0&id=300080325
色々とパターン分けしてあって、なかなか難解な文章でした。
総じて気になったのは、本人の自己決定権の尊重や(親族等にとっての)制度の使いやすさに力点を置きすぎて、「本人の保護」がだいぶ後退しているように感じるところです。
特に、スポット運用的な成年後見制度はいいとしても、「その後の財産管理はどうするの?」という部分には全くと言ってよいほど触れられていません。なんでそこはそんなに性善説なの?
スポット運用として想定されるのは、不動産の売却や遺産分割協議などでしょうが、それらの行為の後には本人の資産は増加しているケースがほとんどであろうと思われます。そこの保護をしないというのはいかがなものかと。いや立法の方は何か考えているのかもしれませんが(というか当然考えているよね・・・?)。
もし保護が用意されないままスポット運用が開始してしまうようなことがあったら、かなり恐ろしいことになってしまうように思います。
不安・・・。